本記事は「Speedcubing Advent Calendar 2015」の一環として作成しています。
12/1~12/25まで毎日、スピードキューブ競技者の方々が記事を書かれていますので、ぜひ他の記事もご覧ください。
http://www.adventar.org/calendars/823
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みなさんは「ルービックキューブ足競技(Rubik's cube with feet)」ってご存知ですか?
簡単に言うと
「通常の3x3x3キューブを両足(と床)を使って完成させる競技」
これだけです!
つまり、自力でキューブを解ける方なら誰でもすぐ競技を始めることが出来るわけですね~
早速やってみましょう!
足競技には椅子に座るスタイルと、床に三角座りするスタイルがあります。
三角座りスタイルでは椅子の高さに左右されないという点がメリットですが、お好きな方でどうぞ。
椅子の人:高木さん、中島さん、佐島さん、私、etc
三角座りの人:伏見さん、田渕さん、etc
キューブは余ってるものでいいですが、ネジは硬めに調整しておきます。万が一POPした場合、足だけで修復しなければならないという地獄が待ってます。修復できてもエッジを逆向きに入れてしまうと詰みです。
ちなみに足はMean競技なので、POPなどで1回でもDNFを出すと平均記録もDNFになります。要するにPOP=死
床が滑りやすい場合はマットを敷きましょう。なお、大会に出場する場合スタックタイマーとマットは持参になることが多いのでご注意下さい。
さて、準備はいいですか?
……
「無理」
わかる。けどとりあえず少し回してみよう。
(右が利き足の場合)青丸の位置を左親指で上から押さえて、赤線の入った回転軸を回すのが基本的な動きになります。よく回す面といえばU面、R面なので、手順を回す際にはF面を上に向けることになります。
こんな感じですね。
U面の右回転が少し回しづらいですが、キューブを(上から見て)右に少し回転させると回しやすくなります。
L面回転を使うことで手数を減らせる場合などでは、左足で回転させることもあります。
足競技はFSCのような技術でタイムを短縮することが難しいため、手数の少ない手順を使う方が有利になります。とは言っても、普段使用している手順のままでも毎日練習していれば、2分切り程度はすぐ出せるのではないでしょうか。
参考動画を撮る気力が無かったので過去の大会の動画。
3x3 with feet avg56.09 Kawasaki Open 2012
LL手順を正確に回すのが難しいという人は、パーツの色を見ながら、それぞれの手順がどういう仕組みで動いているのか意識するといいかもしれません。仕組みを理解するのもまた楽しいですよ。
ちなみに1分を切るくらいまでならOLLは2Look併用でも充分です。
足競技は非常にハードルが高いように思われがちですが、始めてみると意外とそうでもなく、競技者も少ないので狙い目だったりします。競技を始めてから入賞までの距離が一番近いのは足かクロックでしょう。
あと、
せっかく家で靴を脱ぐ文化の国に生まれたんだから足競技やろうぜ。
以上です。
追記
Q. 足のおすすめキューブって何?
A. ネジを硬めに締めて、グリスを多めに入れて回転を重くすれば何でもいけると思います。というのも、私が使っているキューブが「Type C グレー」という太古のキューブなので最近のが分からないという。すみません。
現アジア記録保持者のおすすめはZhanChiだそうです。
Q. 足競技廃止になるとか聞いたけど
A. クロック共々廃止廃止言われてますが、3年以上前から廃止廃止言われてるので、噂レベルなら気にしなくていいと思います。
ただ、大部分の種目では気にすることのない「廃止になる可能性」が存在しているというのは覚えておきましょう。