観てきた。初日に。
書くか迷ったけど少しだけ。良い点と悪い点両方とも。
※ネタバレあり
説得力
さて、この映画では印象的なセリフがいくつかあった。
たとえば、
「神様、これ以上僕たちに何も足さず、僕たちから何も引かないでください。」
だっけ。
はぁ。
そもそも帆高くんさ、突然家出して捜索願まで出されてるわけ。
両親は息子がいなくなって毎日不安で眠れないはず。須賀さんを初め大人たちにも迷惑かけまくってる。他人にマイナスを振りまいた挙句自分たちだけはプラマイゼロを望むのか?
100歩譲って、陽菜が言うなら分かるよ。分かる。
ただ帆高だけはこの台詞を言ってはいけない。
主人公に説得力が無いせいで何も響かなかった。
経験と成長
序盤で帆高が拾う銃。いかにもなキーアイテムだ。
そして本物とは分からず、人に向けて発砲してしまう。殺人を犯していたかもしれない恐怖に加え、助けたはずの陽菜にまで本気で怒られ酷く落胆する。
きっと一生忘れられないエピソードになっただろう。トラウマで二度と銃は撃てないねぇ。
……撃ちやがった。
しかも命の恩人に対して。
あのシーン、結局須賀さんは寝返るんだから
撃とうとするも1発目の記憶を思い出して撃てない→捕まる→須賀さんが助ける、で良かったんじゃない?
思春期の少年が主人公として出てきたら何かしら成長するものだと思っていた。
良かったところ
- 作画
- 曲
肝心のストーリーも、プロット自体は結構好きだったりする。
家出した少年帆高は、雨が降り続く東京で100%の晴れ女、陽菜に出会う。
思い付きで始めた「晴れを売る仕事」
しかし陽菜の能力は、自分を犠牲にして気候を回復させる「人柱」のものだった。
力を使い果たし消えてしまう陽菜。
久々の快晴に活気を取り戻す人々。果たしてこれで良かったのか。
良い訳が無い!
帆高は陽菜を取り戻し、東京は雨に沈んだ。
しかし、気候は常に変動するもの、それに対応できるのが人類という種族だ。
僕たちは大丈夫だ。
書き起こして確信した。これ最高に面白いわ。
まとめ
願わくば、思春期を迎えた少年少女の繊細な心情を上手に表現できる監督に映画化してほしかったね。
……そういえば1人心当たりがある。
確か新海誠とか言ったっけ。