人生初のバリウム検査で散々な目に遭った。
会社の福利厚生に"キリのいい年齢の人は人間ドック無料"というものがあり、せっかくなので有給を取って受診してきた。
バリウムの悪評については色んな人から聞かされていたものの、検査自体は大したことなくて拍子抜け。むしろ絶叫系アトラクションみたいで面白くすら感じた。
問題は受診後である。
体内に取り込んだバリウムを排出するまでは順調だったのだが、その……水に流れないのだ。
完全に盲点だった。
慌ててグーグル先生に泣きつき、先人の知恵を借り、トイレに大量のお湯を流すことで解決。
あるあるっぽいし、病院で一言くらい注意喚起があってもいいんじゃないかな。
今週読んだ本
『バッタを倒しにアフリカへ』を読んだ。
その強烈な前書きがTwitterを賑わせてから数年、ようやく手にすることができた。知らない方はぜひ最初の1ページだけでも読んでみてほしい。
アフリカ西部の国モーリタニアでのフィールドワークを中心に、バッタ研究者である著者が自身の半生を綴ったノンフィクションである。
それなりにページ数はあるが、柔らかい文章とコミカルな展開のおかげで非常に読みやすかった。純粋に旅行記としても楽しめるほか、日本の研究者の扱いに対する問題提起もあったりと、読み応えある内容になっている。
ただ、虫の写真が大量に載っているので、苦手な人は要注意。