趣味のくずかご

『蒼海館の殺人』を読んだ(2021年20週目)

Xperiaコンパクトシリーズの新機種が出ないことを先日嘆いていたが、一転docomoの夏モデル「Xperia Ace II」として発表された。

各メーカー主力機種の大画面化が止まらない中で、コンパクトシリーズを継続させてくれたことは素直に嬉しい。しかし、SONYは少し方針を変えてきた。"スマホ入門機種"という立ち位置に設定したのだ。

ライバルの「iPhone12 mini」が苦戦しているのを見るに、スペックを落として低価格路線として棲み分けるのは正しいと思う。が、あまりにも低スペックすぎる。ゲームが満足に動かないのはいいとして、ブラウザやマップといった基本ソフトの動きにも差が出てしまうのではないか。

とはいえ、これで従来のような"ハイスペックコンパクト"は出ないことが確定してしまった。妥協して買うか、乗り換えるか、今週中に決めてしまおうと思う。

 

今週読んだ本

蒼海館の殺人 (講談社タイガ)

蒼海館の殺人 (講談社タイガ)

 

『蒼海館の殺人』を読んだ。

先日記事にした『透明人間は密室に潜む』の著者で、『紅蓮館の殺人』に続く館シリーズ2作目。文庫で600ページ超えの大作になっている。

文章量に違わずトリックもなかなかの大仕掛けで、読む側もかなり頭を使う作品になっているが、推理パートは圧巻。シリーズ2作目にしてこれだけのトリックと犯人を出してしまって今後が大丈夫か?と心配になるほどだった。全4作の構想らしく、続編も楽しみ。

新キャラの三谷も良い味を出していたので、このままレギュラーメンバーになってほしい。