趣味のくずかご

『慟哭』を読んだ(2021年29週目)

東京オリンピックが開幕した。

無観客の開催となり、観戦予定だった身としては興味が薄れていたが、いざ開幕してみるとやっぱり五輪は楽しい。おそらく一生に一度の自国開催だろうし、やるなら最後まで盛り上がって欲しいと思う。

ちなみにこの五輪連休は、酒を飲んでる間に終わってしまった。久々に会う顔もあったのでギリギリ有意義だったということにしておく。

 

今週読んだ本

『慟哭』を読んだ。

名作として挙げられることも多い貫井徳郎氏の処女作。幼女誘拐事件を追う警察の視点と、救いを求めて新興宗教に傾倒していく男の視点が交互に描かれる。なんとなく結末を予想しながら読み進めたが、全く見破れず。その真相は出来すぎのような気が……

とはいえ、重厚な文体が作品の持つ重い雰囲気を増幅させていて、読み応えのある作品だった。