ロッテの板ガム「スウィーティ」がさりげなく復刻している。
小学生の頃大好きでよく食べていた味だった。近年は粒ガムに押されて板ガム自体が減っていることもあり、存在自体を忘れかけていたが、商品写真を見た瞬間に当時の味覚が蘇ってきた。
15年以上ぶりに口にした味は当時と全く変わっておらず、懐かしい気持ちに浸ることができた。そして復刻が話題になっているのを見て、この味が相当人気だったことを初めて知った。
今週読んだ本
『オーデュボンの祈り』を読んだ。
伊坂幸太郎は合う作品と合わない作品の差が激しくて読むのが怖い、という印象がある。今回も出だしからシュールさ爆発で心折れそうになったが、辛うじて地に足がついている高度を保っており、「合う」側の作品に収まってくれた。
伏線の回収が非常に丁寧で分かりやすく、ミステリとしても秀逸な作品だった。島に伝わる謎の真相も美しくて好き。これが処女作とは恐ろしい……