2021年最終週は今年読んだ本のランキングでも。
その前に、記事タイトルの「2021年○週目」という表記について。
私も去年まで知らなかったのだが、週番号はISO8601にて
ある年における「最初の木曜日を含む週」が、その年の第1週である。
と規定されている。
つまり今年は1/4(月)～1/10(日)が第1週、1/11(月)～1/17(日)が第2週……となり、12/27(月)～1/2(日)が第52週（最終週）となる。
とはいっても1/2に「2021年最終週」と題して記事を書くのは違和感があるので、今週は大晦日に合わせて金曜更新とした。
1位は凪良ゆう『流浪の月』
事実と真実は違う、善意での行動が歓迎されるとは限らない、といったメッセージが強く心に残った。
2位は辻村深月『かがみの孤城』
学校という閉ざされた世界で生きるしかない思春期の悩みを描く、心温まるファンタジー。怒涛の伏線回収と真相には思わず涙が出そうになった。
3位は下村敦史『同姓同名』
芸術的なまでのどんでん返しに酔いしれた。ミステリマニアでも全て見抜くことは不可能だろう。
トップ3に選んだ作品にはどれも現代社会における息苦しさがうまく表現されており、それが印象に残っている。
今年読んだ小説は全部で61冊だった。何となくで始めた感想記事も、毎週更新することが出来たので来年も続けられたらいいなと思う。
それではよいお年を。
