趣味のくずかご

ペルソナ5はシリーズ最高傑作だった

感想記事です。
ネタバレを含みますのでご注意ください。

(10/16) 若干の加筆修正をしました。

 

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P5、発売日に購入して早1ヶ月、ようやくクリアできました。1周目から100時間超えるとは……

シナリオとシステム面においてはペルソナシリーズの集大成と言っていい内容だと思います。いずれ完全版が出るのかもしれませんが、現段階でも今までプレイしてきたRPGの中で3本の指に入るくらいのゲームになりそう。

 

特筆すべきはイゴールの声の伏線。本物のイゴールが戻ってきた瞬間の衝撃と感動だけで傑作と言っていい演出でした。

P3、P4とイゴールの声優を務めてきた田の中勇さんが2010年に亡くなられてしまい、P5ではどうなるんだろうと思っていたところにあの低い声。

あぁ、全く違うタイプの声優を持ってくるドラえもん方式を取ったんだなと。昔の甲高い声が恋しくもありましたが、今作のベルベットルームの雰囲気ならこの低い声も意外と合ってるかもしれない、なんて思っていたところに。

まさかのイゴールは偽物でした展開、そして戻ってきた本物のイゴール

 

やられた!!!

田の中さんが亡くなられたことを逆手に取ってしまうなんて。看板キャラクターの声優が変わるというマイナス点をプラスに昇華させたこの演出は見事としか言いようがないです。

改めて見ると確かにキャラが全然違うんですが、声が変わってしまったというのもあって全然気づきませんでした。

シナリオが作り込まれているからこそ輝く演出でもあるし、今作のシナリオは本当に素晴らしい出来だったと思います。序盤は展開が重すぎて心折れかけましたが。

ゲーム開始直後から酷い取り調べ受けるし、主人公は前歴つけられてるし、最初の敵がいきなり洒落にならないレベルで胸くそ悪いキャラだし。序盤を超えればどうってことないものの、鴨志田がインパクトありすぎて他の悪党がちょっと霞んでた感が強い。

 

戦闘およびペルソナ周りのシステムはP4から正当な進化を遂げていてこの上なく快適でした。

先制攻撃が取りやすい上に影から飛び出すという怪盗(強盗?)っぽい演出、総攻撃からの一枚絵フィニッシュと、ひたすら爽快で戦闘が苦痛になることが全く無かったです。雑魚戦が楽しいRPGって良いよね。

ペルソナ関連も、お金さえあれば、好みのスキルと好みのステータスを持ったLv99のペルソナが1日で作れますよね。快適になりすぎて過去作やるとストレス溜まってしまいそうなのが難点。

 

女の子キャラクターについて。

攻略可能キャラが9人もいるってのがまずびっくりですが、どのキャラも丁寧に作り込まれていて魅力的。ほんと、RPGやってるのかギャルゲやってるのか分からなくなります。イラストも可愛いし言う事なしですね。

真がどストライクすぎてつらかった。次点で春、妙、一二三、杏かな。でもみんな好き。1周目は浮気せず一途にいくと決めてたので2周目が楽しみです()

ちなみにP4でりせちー推しだった身としては、駅の柱にりせちーの広告出てきてテンション上がってたら自室の壁に飾れるポスターまであって死ぬかと思いました。ありがとうございます!!!完全版出すならゆかりっちもお願いします!隠しボスにエリザベスでもいいよ!

 

最後にBGM。

これは質じゃなくて量の話なんですが、個人的にペルソナシリーズの醍醐味として「お洒落なボーカルBGM」があるので、もうちょっとボーカル多めにしてほしかったです(特に日常BGM)。まあ完全に好みの問題ですけど、P4のYour Affectionが最高すぎましたね……

今作のボーカルBGMの中では「Last Surprise」「Life Will Change」「The Whims of Fate」あたりが最高でした。あとは「Tokyo Daylight」も、一応ボーカル入ってるので。

(タイトルまとめました→P5ボーカル曲一覧

通常戦闘曲は曲だけならP3、P4の方が好きですが、今作のは曲調と世界観が非常にマッチしていて徐々に好きになっていきました。通常版買ってしまったのでサントラ発売が待ち遠しいです。

 

以上、感想でした。

もうすぐ完全攻略本が発売されるらしいので、2周目はそれを待ってから進めたいと思います。