十数年ぶりに人前でピアノを弾いた。
……と言っても伴奏だけど。とあるクリスマスイベントにて担当者の都合が悪くなり、急遽代役を務めることになった。
人前で弾くのでさえ十数年ぶり、しかも大勢の前でとなると、小学生時代のピアノ発表会以来かもしれない。想像以上に緊張してミスもしたが、やっぱりピアノを弾くのは楽しい。いい機会だしまた何か練習してみようかな。
今週読んだ本
『羊と鋼の森』を読んだ。
ピアノ繋がりで2016年本屋大賞受賞作を手に取った。調律師にスポットを当てた作品で、1人の青年の成長を描くお仕事小説でもある。
複雑な構造のピアノという楽器を"森"に例え、その音色や感覚をうまく表現されている。文字を追うだけで音が聞こえてくるような文章は読んでて心地よかった。また、同僚やお客さんとのやり取りにも考えさせられるくだりが多く、お仕事小説としても面白かった。