趣味のくずかご

『テムズとともに』を読んだ(2023年21週目)

阪神の調子がいい。

来週からの交流戦を前に、現在8連勝中、貯金17ときた。投手陣はエースの西・青柳が不調の中、大竹・村上が大車輪の活躍でローテを守っている。打線は絶好調とは言えないものの、全く点が取れず完封負け、という試合が少ないのが素晴らしい。

とはいえ、阪神がスタートダッシュに成功するのは近年よく見る光景でもある。大事なのはあくまで最終順位。現状に一喜一憂せず見守りたいと思う。

 

今週読んだ本

『テムズとともに』を読んだ。

天皇陛下が大学院生としてオックスフォードへ留学されていた2年間のエッセイ。実直に研究に取り組まれながらも、テニスや登山などのスポーツ、音楽活動、映画・演劇鑑賞、果ては欧州各国の王室ファミリーとの交流まで、非常に濃密な日々を過ごされていたことに驚いた。日本では自由に行動できない立場ゆえ、この2年間は一般的な「留学」の何倍もの意味を持つご経験だったのだろう。寮での学友とのエピソードからは、普段は知ることのできない陛下の人間味に溢れた一面が垣間見え、少し身近に感じることができた。