趣味のくずかご

『龍は眠る』を読んだ(2021年31週目)

コロナワクチン1回目の接種を済ませた。

市や府の予約は未だに年齢制限で弾かれてしまうので、自衛隊大規模接種センターの予約争奪戦に挑んで勝ち取った。ただ、既に接種を終えた人が増えてきたおかげか、倍率は下がってきている様子。同年代(20台後半~30台前半)の知り合いも次々と予約を取れている。

接種後の体調はというと、昼過ぎに接種し、夜に37℃台前半の微熱が出て、そこから2日後の午後まで熱が下がらなかった。1回目にしては少し長引いたかなという印象。2回目の方が強い副反応が出るらしいが、大丈夫だろうか。

 

今週読んだ本

『龍は眠る』を読んだ。

猛暑のせいで書店に足を運ぶ機会が減り、積ん読を粗方消化してしまったので、実家の本棚から何冊か拝借してきた。しばらくは古めの本が続くと思う。

1992年の推理作家協会賞受賞作で、主人公は『超能力』を持つ少年。
この作品の面白い点として、語り部が雑誌記者であるため、少年が本当に超能力を持っているのかペテンなのかが分からないこと。当然その真相を明らかにしようと手を尽くすのだが、調査を進める中で、彼らの苦悩が明らかになっていく。

超能力の"負"の部分に焦点を当てているのが新鮮で、色褪せない名作だと思う。